2015/07/31

MarkeZine Day 2015 Summer

オウンドメディアを成功に導く、コンテンツの強化と運用の秘訣!

2015/07/31「MarkeZine Day 2015 Summer」

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※本稿は、2015年7月31日に翔泳社主催の「MarkeZine Day 2015 Summer」に
 弊社の八木が登壇した際のセミナー講演録です。
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 スマートフォン中心の生活に変わりつつある昨今。ユーザーに質の高い的確なコンテンツを提供するには、コンテクスト(CONTEXT)に沿ったコンテンツ(CONTENT)を考えることが必須です。

 カスタマージャーニーマップとメンタルモデルを元に、オウンドメディアによるコンテンツの強化に成功した事例と、Webサイトの4つの運用パターンについて、弊社NORENエバンジェリストの八木康介がご紹介しました。

オウンドメディア時代に考えるべき3つのポイント

株式会社のれん NORENエバンジェリスト 八木 康介

 八木は、従来の広告のように「偶然」の出会いを期待するような時代から、ユーザーと「必然」の出会いを演出し意思を持って出会えるようなオウンドメディアの時代が到来していると冒頭で述べ、オウンドメディア時代に考えるべき3つのポイントについて説明しました。

オウンドメディア時代に考えるべき3つのポイント】

1. タッチポイントの変化
 Webサイトへのアクセス数がPCよりもスマートフォンから多くなった現在、ユーザーの【認知】→【興味】→【検索】→【行動】→【共有】といったアクションも千差万別で、多種多様に変わったことを意識する必要があります。

2. ユーザーの行動
 【いつ】【どこで】【誰が】【何に】アクセスしているのかといったコンテクストを分析することは、Webサイトのコンテンツ強化につながります。また分析には、カスタマージャーニーマップ(以下、CJM)が有効です。ユーザーの行動や思考、ニーズなども図解で全体的に確認できるため、Webサイトに不足している点が明らかとなって、施策や立案が考えやすくなります。

【カスタマージャーニーマップの有効性】
 1.視野が広がる。
 2.複雑なデータが直感的に把握できる。
 3.施策や立案が考えやすくなる。

コンテンツの強化に成功した中部国際空港株式会社様のWebサイト

Centrair

  ここで八木は、第1回Webグランプリ企業賞でグランプリを受賞された中部国際空港株式会社様(以下、セントレア様)のサイトリニューアルの事例を解説しました。セントレア様は、情報掲載を優先とした従来のコンテンツ作りを見直し、お客様に最高のおもてなしが提供できるサイトを構築するため、空港のお客様にインタビューやアンケートでヒアリングし、ニーズや行動などを分析してリニューアルされました。その結果、お客様にとって必要な情報が直感的に分かり、またタッチパネル形式ですぐに選べるようなサイトに生まれ変わり、栄えある賞を受賞されることとなりました。

3. コンテンツの強化
 コンテンツを強化するためには、3C分析で定量的に算出して、ユーザー視点に立った最適なものを掲載することが大切です。

【Webサイトを強化する例】
 ・Webサイトに来てもらうための強化  → SEO対策、モバイルフレンドリー対応など
 ・Webサイトに来てもらってからの強化 → Webライティング、メンタルモデル、認知心理学によるシナリオなど

Webサイトの運用パターン

4patterns

 Webサイトの日々の運用を支えるコンテンツ管理システム(以下、CMS)。Webサイトは自社で運用管理してこそ、その効果を最大限に発揮できますが、八木は「どのようなCMSを選ぶか、最も重要なポイントが1つある」と述べます。

八木「CMSに合わせてサイトを運用するのではなく、自社の運用に合ったCMSを選ぶことが最も重要です。
   それは、Webサイトの担当者にとって最も長い期間を要するのは、Webサイトの運用だからです」

 Webサイトの構築でも、通常は【準備】→【分析】→【設計】→【開発】→【移行】→【テスト】→【ローンチ】などの各フェーズで数ヶ月程度の期間を必要とします。しかし、最も長い期間を要するのは、ローンチ後の【運用】です。すぐにサイトをリニューアルしない限り、数年は続くものです。

 CMSに求められる機能は、各社の運用方法によって大きく異なります。デザインの統一やガバナンスの強化、コンテンツ更新のスピード対応、大量のページ作成、更新ミスの削減、デザイン品質の向上など、メリットはそれぞれにあります。NORENを導入された企業の皆様が、実際どのように運用されているのか、具体的な事例で紹介しました。

【Webサイトにおける4つの運用方法】
 1.中央集約型   :広報部などが社外への情報発信を集約して管理する。 → 株式会社日立製作所様
 2.分散型     :各部門が独自にコンテンツの更新を実施する。    → 日本製粉株式会社様
 3.半自動型    :コンテンツはデータベースから取得して自動更新する。→ 株式会社エイチ・アイ・エス様
 4.パートナー協力型:制作会社にページの作成を依頼して公開/管理する。 → 某ヘルスケア関連企業様

最後に、NORENが「すぐに使える ずっと使えるCMS」として、すでに550社以上に導入され、多くの皆様に10年以上もご愛顧いただいていることに対し、八木は感謝の言葉を述べてセッションを締めくくりました。

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