【分科会】開催レポート

「NORENユーザ会」(分科会)
東映京都撮影所にてNOREN6での
スマートフォン対応を語りつくす!

 去る10月14日、京都太秦の東映京都撮影所にて「NORENユーザ会」(分科会)が開催され、15名のユーザ様にご参加いただきました。
 当日は、パララックスを効果的に使用したサイトが印象的な太秦江戸酒場のプロデューサーである株式会社電通の各務様にご講演をいただきました。次に、B to B企業のWebサイトにおけるスマートフォン対応とNOREN6でスマートフォンに最適化するポイントについて、株式会社アクアリングの平野様にご説明いただき、デバイスによってどのようなサイトが最適か実際にワイヤーフレームを作ってみるワークショップも行われました。
 また普段はなかなか見ることのできない東映京都撮影所内を見学するなど、時間が足りないほど盛り上がる会となりました。

【プログラム概要】

・NORENユーザ会ご挨拶
  NORENユーザ会幹事 株式会社オージス総研 細川 嘉則様
・特別講演
  株式会社電通 関西支社 京都営業局プロデューサー 各務 亮様
  株式会社東映京都スタジオ 企画制作部 部長 山口 記弘様
・NORENパートナーセッション
  株式会社アクアリング
    Web開発グループ インフォメーションアーキテクト 平野秀幸様

太秦江戸酒場、その狙いと宣伝戦略

(左から)株式会社電通 各務 亮様と株式会社東映京都スタジオ 山口 記弘様

 株式会社電通 各務 亮様と株式会社東映京都スタジオ 山口 記弘様が登壇され「太秦江戸酒場、その狙いと宣伝戦略」についてご紹介いただきました。
 東映京都撮影所は古くから映画や時代劇の撮影で有名であり、数多くの作品が生み出されてきました。ところが昨今、映画やテレビ業界で時代劇の減少が顕著になり「何か次の時代劇を」と山口様が模索していたところ、各務様と出会い「夜の江戸」をテーマにした『太秦江戸酒場』を企画するに至ったそうです。
 海外赴任のご経験のある各務様は、京都は古き良きものが豊富にあるにもかかわらず、その良さが情報あふれる今の世の中でうまく伝わっていないことを危惧していたそうで「近頃、高スペックや便利なものがもてはやされがちですが、京都の街並みや伝統工芸品など後の世に残すべきものがたくさんあるし、その一つが時代劇だと思います」と語られました。
 そんな中「本当に感動できる体験を提供したい」と、江戸の町が完全再現された東映太秦映画村を利用し、紅い光が揺らめく吉原の町並みや時代劇の役者と会話を楽しみながらお酒を酌み交わしたり、Liveで時代劇の殺陣を見ていただくなど、リアルな文化体験の場としてのイベントにしたそうです。
 ところが大勢の役者や営業終了後の映画村を利用しての太秦江戸酒場の運営には経費がかさみ、通常の太秦映画村の入場料よりも割高なチケット代になりました。それでも毎回チケットが完売するそのポイントについて、各務様は以下の3つをあげられました。
1.社会の大義
  時代劇を残したい、応援したいという想いをチームで共有し「本物の伝統芸能を見ていただく」
  「お客様に満足していただく」という大義
2.京都の夜を楽しむ場の提供
  観光客が「夜の京都」を楽しめる場所が少ないため、地元だけでなく一般の観光客も楽しめる場の提供
3.異業種の融合
  京都は限られた地域の中でも縦割り社会のため各伝統芸能の匠が交流することが少なかったが、太秦江戸酒場に
  町屋の店の主人として参加することで、一緒に京都を盛り上げるための交流を図り新しい文化が生み出される

 このように新しいリアルな体験ができるイベントとして確立された太秦江戸酒場は、SNSなどの口コミ効果により毎回チケットが完売する大盛況のイベントとして成功したとしめくくられました。

NORENパートナーセッション:ワークショップ
「スマホサイトを考察
~実装に向けて具体的に検討する~」

※株式会社アクアリング Web開発グループ インフォメーションアーキテクト 平野秀幸様

 東京開催で大変好評であった、スマホサイトのワークフレームを検討するワークショップを京都開催でも行いました。
 株式会社アクアリング 平野秀幸様はワークショップを行う前に、スマートフォンデバイスの動向を最新データでご紹介いただきました。
 「インターネットはモバイルでの利用時間が最も多く毎年増加傾向にあるとのことを踏まえ、スマートフォンの最適化には、スマートフォンの制約と機能、モバイルユーザの利用シーンを正しく理解することが重要だ」と語られました。
 コンテンツの増加やデバイスの多様化といったことを考慮し、この課題を解決できるのがコンテンツとテンプレートの管理に最適であるNOREN6であると平野様は説明されました。その上で、NOREN6でスマートフォンに最適化するポイントについて事例をご説明いただいた後、ABCの3グループに分かれてワークショップを行いました。
 テーマは「スマートフォン構築の実装に向けて、1つのテーマに沿って具体的に検討するワークショップ」です。
 最初に各グループで簡単な自己紹介。1年ぶりの関西開催で久々に対面されるユーザ様や初参加のお客様を交え、和やかな雰囲気でワークショップが始まりました。今回のミッションはある音楽サイトの運営メンバーとなって、スマートフォンサイトを立ち上げるという設定です。まずは、各グループでペルソナを作成し、行動から思考や感情などを利用シーンやデバイス、ニーズから探ります。特にペルソナ作りではユーザ様同士大変盛り上がり、意見交換も活発に行われコミュニケーションも深まりました。
 次に、ユーザのサイト内行動を具体的にイメージしながら、ペーパープロトタイプを組み替えて、ワイヤーフレームを各グループで完成させました。参加者の皆様からは「多くの意見で考案できてよかった」「もう一度、自社サイトがモバイルファーストになっているか考え直してみようと思いました」といったコメントを沢山いただきました。

※ワークショップの発表内容(一部抜粋)は、下記を参照!

 ご参加いただいた皆様には、この場をお借りして心より厚くお礼申し上げます。NORENユーザ会では、今後も皆様に有益な情報発信をできるよう努めて参りますので、是非ご参加ください!

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