第五章 CMSに向き/不向きなWebサイトとは

CMSはどんなWebサイトにも必要なのでしょうか?

CMSはどんなサイトを構築するときも導入すべきでしょうか?
いえ、決してそうではありません。CMSを必要としないWebサイトもたくさんあります。
CMSはもともと、Webサイトで大量のページ(つまりコンテンツ)を公開した場合に、人手では管理しきれないという問題を解決するために導入されたツールです。
よって、ページ数が少ないなど、人が管理していて何ら問題が無いという場合には、CMSを導入しても効果はありません。逆に、CMSを導入したり、メンテナンスするコストがかかるので逆効果かもしれません。
例として、CMSを必要としないWebサイトを考えてみましょう。

ごく小規模なWebサイト(ページ数が数十ページ程度)

一時的なキャンペーンのために立ち上げるWebサイトなどで、数ページから数十ページ程度のボリュームのものはファイルベースの手運用でなんとかなるでしょう。
この場合は、次に記載する「更新頻度」がもう一つの判断基準になります。

ほとんど更新しないWebサイト

Webサイトを公開してから、コンテンツの追加/更新といったアップデートがほとんど発生しない場合、CMSは必要ないかもしれません。
ただし更新はまれだとしても、ページ数が多い場合には注意が必要です。一つのコンテンツが複数のページで表示される「ワンソース・マルチユース」の実装がされている可能性もあり、手作業での運用では、そのWebサイトの構築に携わった人しか対応できなくなるリスクがあります。
そんな場合は、CMSの必要性を再検討してください。

ページごとにデザインが変わるサイト

クリエイティブをビジネスとしている企業などでは、コーディングを含めたコンテンツ制作を独自の手法で行っている場合があります。
そのような場合、コンテンツ制作・公開にCMSの特性や仕様が制約となってしまい、思った通りの成果物を公開できないケースがあります。具体的には、CMS化では、たいていのCMSはテンプレート(またはテーマ)という方法でWebサイト全体のデザインを統一しますので、各ページのデザインもおのずから成約を受けます。
また、制作業務の傍らで自社用のコンテンツを制作するので、「CMS化のための作業が面倒だ/時間がかかる」といった声もあるかもしれません。
このような理由で、Webサイトのコンテンツをファイルベースでの管理に留める場合があります。

※NORENではこのようなお客様に、作成済みのファイル管理に特化した「NOREN Deploy Server」をお勧めしています。ファイル管理のパッケージソフトなので、導入後すぐ運用開始できます。また、テンプレート化などのいわゆる「CMS化」が不要なため、制作者が各ページ毎に自由に作り込むことが可能です。

詳細は「NOREN Deploy Server」 のページをご覧ください 。

Webサイトの制作を外部(専門業者)に委託している場合

いわゆる「外注」は、正確には2つの運用形態があります。
一つは、Webサイトの運用自体を丸ごと外部委託している場合です。自社では、定期的な運用報告や改善提案を受けてジャッジや指示をしたり、ニュースリリースなどを掲載する際は、元ネタだけ外部業者に提供してWebサイトを更新してもらいます。このようなケースでは、自社としてCMSが必要かどうかではなく、外部業者が使っているCMSに相乗りするケースが多いようです。
このケースで注意すべきは、新規コンテンツの公開、既存ページの更新のいずれにおいても、自社がレビューし承認する必要があるという点です。外部業者が制作したものを適宜レビューできるプレビュー機能や、公開前の承認作業をスムーズに進めるために、コンテンツを管理するだけでなく、運用管理に必要な機能が揃ったCMSを選んでもらいましょう。
外注の2つ目のケースとして、外部業者が制作したページの納品を受けて、自社メンバーがWebサイトに登録・更新しているケースです。FTPなどを用いてファイルをWebサーバーに配置している運用がこれにあたります。この場合は、コンテンツの管理ではなく、納品物(つまりファイル)の管理ですので、一般的にはCMSが不要です。

※NORENではこのようなお客様に、作成済みのファイル管理に特化した「NOREN Deploy Server」 をお勧めしています
ファイル管理ツールの利用により、コスト削減が可能になるかもしれません。

CMS導入の効果が出やすいWebサイトとは ?

では逆に、CMS導入の効果が出やすいのはどのようなWebサイトでしょうか?
CMSの導入効果が顕著に出るWebサイトをご紹介しましょう。

ページ数が多いWebサイト(ページ数が数千ページ以上)

Webサイトの構成はどうあれ、ページ数が増えると運用中にいろんな問題が起きます。例えば、更新漏れやリンク切れの対応に追われたり、運用担当者の目が隅々まで行きとどかなくなるためセキュリティ面の不安も生じます。
Webサイトへの攻撃や、脆弱性の話題は右肩上がりに増えていますので、セキュリティ面の対処は、もはや担当者レベルの属人的な対応では難しいでしょう。また、Webサイトの訪問者が使うデバイスの多様化が進み、スマートフォンを含めたマルチデバイスを意識したWebサイト制作が不可欠になりました。ページ数が多くなり、規模が大きくなったことで顕在化する問題を、CMSでどの程度補えるのか、どのくらい簡単に運用でき、その費用対効果がいかほどになるかを試算する価値は十分あると思います。

更新頻度が高いWebサイト(1週間に数回はWebサイトを更新する)

ニュースリリースやIR情報、製品情報などを毎日のように更新するWebサイトにはCMS導入が不可欠です。
いつでも、誰もが簡単にコンテンツを登録・更新できて、その内容をスピーディに承認して公開できるCMSは、更新頻度が高いWebサイトにはとても大きな導入メリットがあるツールです。
上記に限らず、定期的に更新が発生しているサイトや、「本当はたくさん更新したい!」というWebサイトにおいては、是非CMS導入を検討してみてください。その際には、自社の運用スタイルに合ったCMS選定が重要です。必ず、手間を惜しまずいろんなCMSをハンズオン形式で試してみて下さい。CMSは運用担当者が使いこなすツールです。分かり難いツールを選んで運用負荷が高くなるのは本末転倒です。

★NORENでは実機を使ってCMS運用をお試しいただく「体験セミナー」を定期的に開催しています。
次の開催は「開催中のイベント/セミナー」 のページからご覧ください

社内の誰もがWebサイト運用に参加できる企業を目指す

コスト削減や人員の都合により、専任のWebサイト制作者を置けないという企業では、広報部や総務部の担当者がWebサイトの運用を兼務しています。
また、Webマスターなどの専任担当者がいる企業では、その人がコンテンツの企画から制作・公開までを取り纏めているなど企業の現場はWebサイト運営からは遠い場所にいることが多いようです。
抜本的な解決策として、例えば営業部門の現場、生産部門の現場をコンテンツの企画者・制作者に仕立て上げてみませんか。本当に情報発信したいと思っているのは、実は現場部門のはずです。CMSを上手に活用することで、HTMLを始めとしたWebの前提スキルを一切不要としたコンテンツ制作、そしてインターネットへの公開が可能になります。
CMSでデザイン面を含めたガバナンスが担保され、きっちりレビューを含めた承認処理が実施されていれば、現場部門を巻き込んだWebサイト運用が実現可能です。

CMSの導入により現場で運営するおもてなしサイトを実現された事例はこちらをご覧ください。

結論

このようにCMSは、単純に導入すればメリットがあるものではなく、対象のWebサイトの状態や、今後どのように運用していきたいかというビジョンを明確にし、導入を検討すべきツールです。特に大事なのは、「CMS」というカテゴリーの製品・サービスは世の中に数えきれないほどありますが、どれも一長一短あり、自社の運用スタイルとビジョンに合ったものを選ぶことです。
そのために、まずはツールを触ってみましょう。

★NORENはCMSとして必要な基本機能を揃えたパッケージ製品です。導入企業毎に機能をカスタマイズする製品と異なり、導入後の運用をイメージしながらお試していただくことができます

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