【分科会】開催レポート
「NORENユーザ会」(分科会):
AIやデジタルマーケティングなど、
Web のトレンドはどう変わる?」
去る5月18日、アシストセミナールームにて、「NORENユーザ会」(分科会)を開催しました。当日はNORENユーザ事例、人工知能(AI)についての講演に加え、NOREN新ソリューションのご紹介、座談会や情報交換会など盛りだくさんの内容で開催しました。
本年第1回目のユーザ会は、当日は多数のお客様にご来場いただき盛大に行われました。ご来場いただきました皆様に、この場を借りて心より厚くお礼申し上げます。
【プログラム概要】
・NORENユーザ会活動報告
アクアクララ株式会社 伊藤 純一 様
・NORENユーザ事例
「アップルワールドがNORENを11年使い続ける理由」
株式会社アップルワールド 雙木 好美 様
・NORENパートナーセッション
「人工知能(AI)・WatsonはWebにも業務にも今すぐ使える
~ Watsonを1年間やってわかったことをデモ付きでお伝えします~」
株式会社アイアクト 西原 中也 様
・のれんセッション
「NORENが提供する新たなデジタルマーケティングソリューションのご紹介」
株式会社のれん 榎本 健人
・NORENユーザ座談会
・NORENユーザ情報交換会
2度のバージョンアップを経て語る
NORENの魅力!
株式会社アップルワールド 雙木 好美 様
NORENユーザ事例として、株式会社アップルワールド(以下、アップルワールド) 雙木 好美 様よりご講演いただきました。アップルワールドでは2006年7月にNOREN4を導入されました。数あるCMSの中でも静的CMSであるNORENが最適である理由を以下のように語られました。
・コンテンツの一元管理 :コンテンツの変更や修正を同時に展開できる
・サイト運営の省力化 :導入前には7人日かかっていた更新作業が大幅に削減
・自社制作運営へのこだわり :変化が早く外注だのみでは時間もコストもかかるため、
自社内でのコンテンツ制作・Webサイト運営が不可欠
・他システムとの優れた連携性 :自社開発の検索システムなど、他システムとの連携性に優れている
・システムの安定性 :NORENではCMSとWebサイトが分離されており、
サイト運営に支障が出ることがない
NOREN導入後、アップルワールドではサイトの自社運営に自信が持てるようになったそうです。ところが、年々増えるアライアンス企業の数に伴いパフォーマンスの面で不安が出てきたため、2012年7月、NOREN5へバージョンアップすることになりました。バージョンアップにより若干配信のパフォーマンスは向上しましたが、まだアップルワールドが満足するには至らなかったといいます。そこで、2015年6月にNOREN6にバージョンアップされました。その結果、配信のパフォーマンスは3倍(※アップルワールド比)に向上し抜群の安定性もさることながら、バージョンアップ前の影響度調査サービスにより、大きなトラブルもなく1営業日でバージョンアップを完了したことをとても驚いたと語られました。サーバー構成や失敗談なども包み隠さずご講演頂き、メモを取りながらお話しを聞くお客様もいらっしゃいました。
・歴史が興味深かったです
・NORENのバージョンアップに関するお話が
聞けてよかったです
・バージョンアップの苦労話、とても面白かったです
人工知能(AI)は今後どのようにWebに活用できるのか?
株式会社アイアクト 西原 中也 様
NORENパートナーである株式会社アイアクト(以下、アイアクト) 西原 中也 様より、今話題の人工知能(AI)のWatsonについてご講演いただきました。アイアクトは、NORENを使った大規模サイトやシステム/Webサイト運用を数多く手がけるパートナー企業ですが、2016年3月よりWatson(人工知能)の取り扱いを始め、まだ日本国内では数少ないWatsonをデリバリーでき、導⼊実績もある企業のひとつです。
西原様いわく、人工知能(AI)は現在第3次ブームであり、処理速度の向上やGPU(グラフィック処理ユニット)の低価格化により研究室や一部企業の先端テクノロジーではなく一般企業が手を出せるものになってきたと言います。これまでのAIはワイルドカードでのマッチングだったため、単語や定型ルールに則ったものでしたが、Watsonは文章や自然言語を理解することができるため、決まった聞き方ではなく似た違う聞き方をした場合も答えることが可能となり、コールセンターやチャットボットでも利用され顧客満足度の向上にも貢献しているそうです。
デモンストレーションでは、STT(Speech to Text)という⾳声データの内容を解釈しテキストデータで返す様子を実演していただき、その認識のスピードや認識のゆれを前後の文脈から正しく修正する様子に皆様驚いておられました。その他にもさまざまなWatsonの機能をご紹介いただき、その性能は目を見張るものでした。
最後に西原様は、人工知能(AI)でこれからのWebサイトは「マーケティングがコミュニケーションに戻る、一周回って話す時代になる。」と語り、これまでのWebサイトはカタログのように見てもらうだけのものだったが、AIでニーズを拾い上げかつ⼈のコミュニケーションをAIに代替させることにより、チャットボットで電話に応えるような営業会話ができると締めくくられました。
皆様、最新技術のデモンストレーションをとても興味深く見入っておられました。
・最後の「一周回ってコミュニケーションに戻る」
という一言が刺さりました
・Watsonの可能性について期待値が上がった。
ウォッチしていきたいと思う
・検索エンジンの充実を検討中ですが、AIの導入も
検討してもよいかもと感じました
NORENの可能性を広げる新しいソリューションとは
株式会社のれん 榎本 健人
株式会社のれん(以下、のれん) 榎本 健人よりNORENが提供する新たなデジタルマーケティングソリューション「musubi」について、「NORENはデジタルマーケティング領域へ」というメッセージとともに、何を提供しどんなことができるのかをデモンストレーションを交えてご紹介しました。
musubiは、NORENのコンテンツをMAツールのPardot・データ連携のDataSpider・データ分析のQlikViewと連携し、静的でWebサイトの堅牢性とパフォーマンスを維持しながらデジタルマーケティングを行う仕組みを構築できます。
NORENのコンテンツをどのユーザに何を見せるかといったパーソナライズはもちろんのこと、NORENのコンテンツ登録画面でPardotのフォームをプレビューしながらワンクリックで簡単に埋め込むことができます。さらにDataSpiderでは複数のツールで管理しているデータを集約し、QlikViewにてGoogleAnalyticsのPVやPardotでのスコアリングデータなどをひとつの画面で簡単に分析できます。
榎本は一連の作業をデモンストレーションでご説明し「CMSとBIを組み合わせたソリューションは、情報活用のアシスト/のれんならではのサービスである」と語りました。
NORENのコンテンツデータと、連携された各種データをクリック操作のみで分析できる様子をご覧頂き、講演終了後に実装方法についてご質問いただくなど、皆様の関心の高さが伺えました。
musubiのニュースリリースはこちら
・マーケティング強化を図る上では、
非常に有効そうなサービスだと感じました
・営業活動に活用できそうに思えた
・Pardotは導入もしやすそうで便利そうだなと
思いました
・ぜひ社内で共有したい。他メンバーへデモを見せたい
動画コンテンツについて徹底討論!
ユーザ会の人気企画の一つである座談会では、昨年のユーザ会にて反響の大きかった「動画」をテーマに、取り組みを行っている/いないにかかわらず、3つのグループに分かれて、動画の役割についてディスカッションを行いました。
動画は、文字/映像/音楽とたくさんの情報で伝達することができるため、一般的には、説明系(教育、マニュアル)や紹介系(企業や製品、サービスをアピール)などが思い浮かぶものの万人受けするものだけではなく、ペルソナを絞り込み届けたい相手に刺さる内容に工夫することも必要という意見や、あえて本題とは関連の薄い内容や音楽を使用することで、企業の伝えたいことと見た人が知りたいことをうまくつなぐ手段としても有効という意見もありました。
動画コンテンツを持たないお客様や動画を作りたい気持ちはあるものの考えあぐねているお客様にもとても有益な情報であったようで、普段聞くことができない各社様の取り組みについて意見交換されるなど、終始座談会の会場は盛り上がりました。
・座談会では毎回いい話ができます
・動画の難しさがわかった
・各社の事情、Webの悩みがを聞けて参考になりました
分科会の後は、恒例の情報交換会です。セッションの内容からさらに詳細な内容を話し合われたり、異業種の方と名刺交換しお話が弾むなど、大変盛況のうちに終了いたしました。
NORENユーザ会では、今後もユーザの皆様にとって有益な会を実施して参りますので、是非ご期待ください!
NORENに関する お申し込み・お問い合わせはこちら
資料請求・デモのご依頼など