第二章 CMSの種類

CMSには複数の種類がある

コンテンツは幅の広い概念です。文章、画像、動画、HTML等の非構造化データはすべて「コンテンツ」と呼ばれています。
CMSは、「非構造化データにメタデータをつけて管理する」手法がとられていますが、管理したい「コンテンツ」の種類によって、専門分野が分かれています。
この章ではまず乱立するCMSという用語を整理いたします。

お探しのCMSはどれでしょう

Webコンテンツ管理システム(WCM) Webコンテンツを管理することで、Webサイトやイントラネットを構築します。一般的に語られている用語としての「CMS」は、「WCM」を指すことが多いです。
ドキュメント管理システム(DMS) オフィスドキュメントを管理します。
ファイルサーバを置き換えるシステムとして古くより存在しています。
デジタルアセット管理システム(DAM) 画像や動画を管理します。
管理面だけでなく、閲覧性と検索性の機能強化がされはじめています。
エンタープライズコンテンツ管理(ECM) DMSの拡張版または、WCM+DMS+DAMのいづれか2つ以上を管理するタイプを指します。業界では、JCRという標準規格が定義され、今後の統合リポジトリとして注目されています。

GoogleやYahooで「CMS」を検索して上位に表示されてくるCMSのほとんどが、Web系の CMS=「WCM」です。WIKIでも「CMS」はWCMに限って説明していますし、こちらをお読みの皆様もほとんどの方が、WCMをご検討されているのではないでしょうか?
WCMという用語があまり一般的ではありませんので、ここではWCMを、CMSと置き換えて説明していきます。

CMS(Webコンテンツ管理システム)の種類

CMSは大きく2つの軸で整理することができますのでご紹介します。

動的CMSと静的CMS

動的CMS インターネットユーザがWebサイトにアクセスするたびに閲覧ページをCMSが動的(ダイナミック) に生成します。htmlを動的生成するため、URLが長く、ページが事前生成されないためSEO効果やアクセシビリティの 対応が弱くなっています。CMSサーバがダウンすると、Webサイトが閲覧できませんのでサーバの2重、3重化等、運用面でのコスト が増大していくもの特徴です。アクセスするユーザごとに閲覧させる情報を切り替えたい等のニーズに対応するためのCMSとなります。
静的CMS html等のインターネットユーザがWebサイトにアクセスするページを、CMSが事前に静的(スタティック) ページとして生成しWebサイトに転送を行うCMSです。静的htmlを展開するため、URLが固定される、事前生成されるため検索エンジン対策がしやすい(SEO効果)、 アクセシビリティ対応がしやすくなっています。CMSサーバがダウンしても、Webサイトの閲覧は影響を受けませんので、wwwサーバのリソースを最小限にする ことができ、運用面でのコストメリットも高いことが特徴です。また、html以外に、jsp、php、asp等のプログラムを含むページの生成も可能なためシステム連携も可能となっています。

静的CMSをベースに、リアルタイム性を 併せ持ったNOREN6 Content Server

開発フレームワーク型とパッケージ型

開発フレームワーク型 CMSの機能をカスタマイズして開発することができ開発フレームワーク型タイプのCMSです。要件に合わせてCMSをつくる ことができます。但し、カスタマイズの開発費用が膨れたり、開発物のメンテナンスが発生したり、 開発物のバージョンアップが保証等企業内でのメンテナンスが困難等、工数と費用が膨れることが懸念 されています。難易度が高いCMSとお考えください。
パッケージ型 CMSの基本機能がパッケージとして用意されているため、個別にカスタマイズをする必要がないタイプ のCMSです。機能があまりにも少なすぎるCMSだと要件にまったく合わないことになります。豊富な機能を持つ CMSであればおおよそ要件の9割以上が基本機能で解決できると期待できます。残りの1割は運用で解決できることと思ってよいです。このあたりは、検討するパッケージ型CMSが持つ基本機能次第といえます。

一般的には静的なCMS+パッケージ型を選択

ほとんどのWebサイトやイントラネットは、静的なCMSで事足りるはずです。動的なCMSは、パーソナライズを売りとしてきましたが、静的なCMS+プログラム開発で対応できるることや、レコメンドエンジンがパーソナライズを実現するなど動的なCMSの意味は薄れてきています。
CMSによっては、もともとの設計思想が、動的の場合もありますのでCMSベンダーにどちらの方式を採用しているかを確認するとよいでしょう。

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