CMSの歴史

コンテンツ管理システム(CMS)は百花繚乱

CMSには価格が高いものやオープンソースのフリーウェアなど、また機能がてんこ盛りのCMSから機能がほとんどないものなど、様々な個性のCMSが市場を賑わしています。
国内だけでも100近くのCMSが確認できますし、全世界では4000以上あるともいわれています。
一般的にソフトウェア製品は北米の製品が全世界の標準となる傾向にありますが、CMSのようにひとつのジャンルのソフトウェア製品が、全世界で開発されたものも珍しいと思います。ここではそのワケをちょっと探ってみます。

「Webサイト」はITベンダーのターゲット外

一般的にソフトウェア産業が顧客として見ている層は、企業のコンピュータ管理の責任部門である情報システム部門が中心です。これまでORACLE、MicroSoft、IBM、SAP等の世界のソフトウェア産業を牽引してきた巨人たちは企業の情報システム部門をサポートするための数々の製品を開発し世界中にデリバリしてきました。
インターネットビジネス黎明期より大手のソフトウェアメーカは、Web技術をつかったソフトウェアの開発を行ったり、CMSに関してはポータル製品やドキュメント管理からECMへのアプローチを進めていましたが WebのCMSは供給しませんでした。企業の「Webサイト」が情報システム部門の管轄外のため、ビジネスのターゲットではなかったのです。
一方、企業のWeb担当者の相談先は、Web制作会社、印刷会社、広告会社であり、ソフトウェア産業とは異なるプレイヤーが企業のWeb担当者をサポートしてきました。
そしてWebサイトが進化発展を続けていく過程で、Webを簡易的に更新するようなCMSの原型ツールが個別にスクラッチ開発されていったのです。
これが世界中で様々なCMSが誕生するに至った背景となります。
「非構造化データにメタデータをつけて管理する」CMSの世界は、こうしてWebから花開いていったわけです。

選択する側のメリット

CMSはドイツでもオランダでもブラジルでも韓国でももちろん日本でも様々な製品が開発されています。
地元の製品は必然的に各国の文化やお国柄が反映され、かゆいとろこに手が届く仕様になっていることが多く、海外製品特有の使い勝手の違和感を感じることは少ないはずです。
製品の開発とサポートスタッフが現地にいることも、選択する側にとっての大きなメリットだと思います。

よりIT化するCMS

Webサイトが企業の基盤として地位を上げてきたのと同時にCMSも基幹システムとしての役割を持つようになってきてきました。CMSプロジェクトが大規模化し、大手SIベンダーが手がけるCMSプロジェクトも増えてきています。CMSには使いやすさだけでなく、システムとしての安定性も求められてきています。
CMSは製品面、構築面ともにITらしくなってきたといえるでしょう。
CMS提供元のスタンスや製品のロードマップだけでなく、どのようなパートナーと連携してソリューションを提供しているかも選択者としては十分に調査する必要があるでしょう。

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