株式会社神戸製鋼所

大規模製造業におけるWebサイトの役割

~グループサイト / イントラサイトのリニューアルで“KOBELCOブランド”を構築~

株式会社神戸製鋼所 林高弘氏(写真左)、札場千景氏(写真中央左)、獅山晴之氏(写真右)、コベルコビジネスサポート株式会社 山本修久氏(写真中央右)

導入製品:NOREN Content Server

「大規模製造業の場合、Webサイトに“営業・マーケティング”とは別のことを期待します。」

神戸製鋼所では、NORENを使ってWebのデザインと操作性の統一を行った。大規模製造業におけるWebサイトの役割や、NORENを使ってのサイト再構築の過程などを、神戸製鋼所 IT企画部 林高弘氏、獅山晴之氏、札場千景氏、コベルコビジネスサポート PRサービス部 山本修久氏に聞いた。

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■神戸製鋼所の概要

神戸製鋼所は1905年創立の高炉メーカーの老舗です。創業当初は、鉄鋼が事業の大半を占めていましたが、今はアルミ、チタン、産業機械、エンジニアリングなどに多角化しました。鉄の生産割合は既に全体の50%をきりました。

■神戸製鋼所ではNORENをどのように活用しているか

神戸製鋼所では、自社のWebサイト www.kobelco.co.jp および、グループ共通イントラネットの構築 / 管理にNORENを活用しています。
www.kobelco.co.jp は、各事業部のサイトが寄り集まって一つのWebサイトを構成しています。以前は、事業部ごとに、デザインも操作感もパラパラでした。その状態は、神戸製鋼所のプランド浸透の見地から考えても好ましくありません。そこで、NORENを用いて、Webサイト全体のデザインと操作感の統一を図りました。

余談ですが、アシストとは、かれこれ35年の付き合いになります。アシストに入る新卒学生が生まれる前から取引があることになりますね。長い関係です。 ※
 ※神戸製鋼所様には2006年~2007年NORENユーザ会の会長をお引き受けいただいています。

■大規模製造業、神戸製鋼所にとってのWebサイトの役割

神戸製鋼所「全体」にとっては、「信頼感」を表現する媒体、あるいはIRやCSRのための媒体です。
一方、神戸製鋼所を構成する事業部門にとっては、「一般鋼材」、「チタン」、「アルミ・銅」、「産業機械」など作っている物に応じて、Webサイトの役割は異なります。

株式会社神戸製鋼所

神戸製鋼グループWebサイト

■一般鋼材の事業部門にとってのWebサイトの役割

鉄や銅などは、数千年前から使われている鋼材であり、その用途は、ほぼ確立しています。また、鋼材の場合、特定のお客様とのお付き合いが中心となります。
そのため、一般鋼材はWebサイト経由ですぐに受注が入るものではありません。 鋼材のWebサイトの役割は、むしろ「社員採用の支援」と「(間接的な)営業のネタづくり」の2つです。

第一に「社員採用の支援としてのWebサイト」
神戸製鋼所では、優秀な理工系の学生を毎年、多数、採用しています。 学生に、神戸製鋼所での仕事をより具体的に説明したり、仕事の面白さをアピールするため、製造している製品の概要や研究発表論文、その時取り組んでいる基礎研究のテーマ、実験結果の数値など技術系のコンテンツをWebサイトに多数掲載して います。

第二に「(間接的な)営業のネタづくり」
今述べたような基礎研究に関するコンテンツをWebサイトに掲載していると、それを見た企業の研究部門が「へえ、神戸製鋼所では今こんなことをやっているのか」と関心を持ってくださるかもしれません。そのお客様が「もっと詳しく話を聞きたい」とか、「そのテーマに取り組んでいるのなら、では、こんなこともできるかな」と思ってくれれば、それがきっかけで、新たな商談が始まるかも知れません。

林高弘氏

札場千景氏

■特殊鋼材の事業部門にとってのWebサイトの役割

チタンという特殊金属を例に説明します。 チタンが実用化されたのは20年前。まだ新しい素材であり、鉄や銅ほどには用途は確定していません。だから、Webサイトで新しいチタンの特性や用途をビジュアルで提案するのは重要です。

チタンには、「軽い、強い、錯びない」という特性があります。その特性を活かし、メガネフレームやゴルフクラブの素材として使われています。建築物に使われることもあります。東京ビッグサイトの外壁フレームはチタン製です。「軽く、強く、(雨に濡れても)錯びない」という特性を活かしての起用です。
最近は、チタン製の携帯電話も現れました。チタンはファッション性、話題性をも兼ね備えた金属です。
市場が成熟した鋼材と違い、市場をこれから作りだしていくチタンの販売において、Webサイトは重要な役割を担います。

■産業機械の事業部門にとってのWebサイトの役割

神戸製鋼所では、鉄やチタンなどの様々な金属の他に、産業機械も製造しています。工場の製造機械のような「大きな機械」から、ゴルフ場で靴の泥を落とすための「小さな機械」まで、様々な機械を作っています。

こうした機械の販売先は、広範囲かつ不特定多数です。したがって機械の事業部門のWebサイトは、少数特定顧客のみに見られればよい一般鋼材のWebサイトとは異なり、不特定多数の見込み潜在顧客にアピールする内容になっていなければなりません。Webサイトに営業味が必要となります。

■IRとCSRの観点から見たWebサイトの役割

第一に「IRにおけるWebサイトの役割」
会社は、現在あるいは将来の株主、およびアナリストに向けて、財務情報を早く、正しく、詳しく伝えなければなりません。正しく、詳しくだけなら有価証券報告書だけでも十分ですが、「早く」を実現しようとすれば、Webサイトが媒体として有用です。 ※
 ※神戸製鋼所のIRページは、鉄鋼業の分野で2006年、2007年と2年連続で3位になりました(日興證券調べ)

第二に「CSRにおけるWebサイトの役割」
神戸製鋼所では、環境社会報告書などCSRを全うするための資料をWebサイトに掲載しています。環境関連の数値を、可能な限り早く、正確に、地域住民や自治体の皆さんにお知らせするよう努めています。

■NOREN導入前のWebサイトの課題

冒頭でも少し述べたとおり、Webサイトのデザインや操作感が、事業部門ごとにバラバラであったことが、最大の問題でした。会社ロゴの位置一つとっても、ある事業部門では左上で、別の事業部門では右下というようにバラバラ。メニューバーの構造や操作性も違う。用語も違う。例えばコンプレッサーを表すにあたり、ある事業部門ではコンプレッサーという用語を使い、別の事業部ではコンプという略称で統一するというように。
それら事業部ごとのパラパラのサイトが、www.kobelco.co.jp という一つのURLの傘下にいました。つまり、お客様から見れば、同じURLの同じ会社のWebサイトなのに、ページ毎にデザインや操作性がまちまちという状況でした。
この状況は、「神戸製鋼所のブランド」の視点から考えて、好ましいことではありません。「神戸製鋼」、「コペルコ」といった ブランドには、ファッションや化粧品のブランドのような派手さは必要ありませんが、会社として見た目の統一感や信頼感は非常に重要です。それらを表現するために、デザインや操作性の統一が喫緊の課題でした。社内で協議した結果、CMSを導入し、Webの統一、一新を行うことが決まりました。

使用するCMS製品は、35年の付き合いのあるアシスト(現 のれん)の製品を買うのが良いであろうと考え、NORENを購入することにしました。

獅山晴之氏

■NORENを使ったWebサイト再構築の工程

サイトの再構築は、以下の手順で行いました。

1.既存コンテンツの棚卸し
まず事業部門が何年にもわたり作成し続けたWebページをすべて印刷しま した。印刷した紙は何千枚もの分量になりました。その大元のページ群から、どこからもリンクされていない「幽霊ベー ジ」や、もう内容が古い「不要ページ」を除外しました。こうして新サイトを作るための「コンテンツの母集団」ができました。

2.新サイトのあるべき姿の設定
手順1.を通じて作った「コンテンツ母集団」を、カテゴライズ、整理整頓しました。そして、新たに作るWebサイトの、あるべき構成、盛り込むべきコンテンツをアシスト(現 のれん)のSEと協議しました。

3.基本サイトの実装
アシスト(現 のれん)のSEと共に、新しいWebサイトのテンプレートを作りました。

4.運営委員会の設定
各事業部からメンバーを選抜し、Webサイトの運営委員会を設定しました。 サイトが「NOREN化」された後は、各事業部のWebサイトのコンテンツは、各事業部自らが更新することになります。NORENの操作方法や更新コンセプトについて、十分に説明をし、理解を得る必要がありました。

■イントラネットでも NORENを活用

神戸製鋼所のグループ会社(連結対象 120社)向けのイントラネットの更新 / 管理をNORENを使って行っています。イントラ ネットの目的は、グループ間の一体感の醸成と、情報共有の促進です。
神戸製鋼所は、自立分散の気風が強い会社でした。しかし、そればかりでは今後の環境変化に柔軟に対応できなくなります。 また外部からは「神戸製鋼グループ」として一丸となった企業活動を求められています。このグループ経営を進める一環として、イントラネットを活用したいと考えました。
更新、運用は各グループ会社に任せています。グループ全体で30,000人にも及ぶと、電話帳や人事異動の情報を反映させるだけでも大きな手間です。そうした基礎情報は、NORENを使って、各々が自発的、自立的に、更新するという運用にしています。

山本修久氏

■今後の期待

今回、NORENの導入により、神戸製鋼所のWebサイトの統一感は大幅に改善されました。アシスト(現 のれん)の支援に感謝いたします。思えばアシストグループとのお付き合いが始まっ たのは、35年前にビルトッテン社長ご自身が営業にいらして以来のことです。当時はメインフレーム全盛の時代、IBM主流の時代でした。そんな時代に、様々な小回りの利くソフトウェアを紹介してくださり、助かりました。アシストグループとは、今後も良い関係を続けていきたいと思います。今後とも宜しくお願いいたします。

※掲載内容は、取材当時(2007年12月)のものです。現時点の情報と異なる場合があります。

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会社名 株式会社神戸製鋼所
URL http://www.kobelco.co.jp/
本社 兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通2-2-4
設立 1911年6月28日
事業内容 鉄鋼、アルミ / 銅などの素材事業や機械事業他
従業員数 連結 36,019人(2014年3月31日現在)
単体 10,586人(2014年3月31日現在、出向者を除く)

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