成果をあげるWebサイトの構築
成果をあげるWebサイト構築のためのCMS選定
Webサイトの構築・公開(ローンチ)までには、一般的には、以下のような工程があります。
【Webサイトローンチまでの流れ】
準備:全体の大枠スケジュールや予算確保などの準備を行う。
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分析:既存のサイトがあれば既存サイトの問題点、サイトの導線に問題はないか、
SEO的に改善の余地がないかを分析する
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設計:分析結果をもとに、サイトの設計を行う。構造、デザインなどの設計はここで実施する。
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開発:設計書をもとに、WebサイトのHtmlや画像などの制作を行う。
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移行:既存サイトのコンテンツデータをCMSに移行する。
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テスト:本番環境で動作確認を行う。
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ローンチ
サイトの規模にもよりますが、Webサイトのローンチプロジェクトは、3ヶ月から6ヶ月程度かかるのが一般的です。大規模であれば1年以上かかるものもあります。
ローンチ後のサイトは、一般的には次のリニューアルまで5年以上運用されます。
Webサイトの成果を何で判定するかはサイトによって異なりますが、いずれの場合においてもその運用期間を意識しておかないと、成果を上げることは難しくなります。
なぜ成果を上げるのは難しいのかというとローンチ後に以下のような不満がサイト運用者から続出するからです。
・使ってみたら使い勝手が悪い
・想定していたフローが実際の運用に合わない。
・機能が多いのだけど、使いこなせない。
・コンテンツが思ったように登録できない。
・テンプレートの改修が自分たちでできない
・サポートを利用したけど、対応やレスポンスが悪く問題が解決できなかったり時間がかかる
・Webサイトの(画像や動画が多く or アクセス過多により)パフォーマンスが悪い
この様な不満はなせ生まれるのでしょうか?
それは運用を想定した、ツール選定ができていないためです。
Webサイト運用において代表的なツールがCMSです。
このCMSを選ぶ際に「機能」も重要ですが、「多機能」であることを評価しCMSを選んでしまうと自社の運用にマッチしない危険性があります。
では各部門のサイト運用を踏まえたCMS選定とは何に主眼を置いて検討するべきでしょうか。
まず考える必要があるのは、自社のWebサイトの運用パターンです。
代表的な運用パターンは大きく分けて4つに区分できます。
・中央集約型
・分散型
・半自動化型
・パートナー協力型
■中央集約型
社内でWebサイトを運用する専任または兼任の統括部署があり、コンテンツの登録を含むWebサイトの更新、ページデザインを管理しています。
各部門はメールや電話などでWebサイト更新の依頼をし、統括部署のみがCMSを利用しサイト運用を担当します。
これによりサイト全体のデザイン統一やガバナンスを効かせることが可能なパターンです。
■分散型
中央集約型とは異なり、コンテンツ登録を各部門が行います。
広報部などの統括部署はページデザインを定義するテンプレートやコンテンツの承認作業を行います。
このように作業を分担することによりサイト運用のコンテンツ更新スピード向上や担当者の生の声を活かしたサイト運用が可能というメリットがあります。
■半自動化型
コンテンツの登録/変更を極力手作業を排除する運用パターンです。コンテンツ情報が基幹DBや商品DBなどに情報がシステム化されている場合には、CMSと外部システムを連動することで自動的に新規コンテンツの登録や既存ページの更新を行います。
ヒューマンエラーを削減するというメリットがあります。
■パートナー協力型
Webサイト制作の実作業を外部の会社に委託する方法です。Web担当部門は納品された制作物(ファイル)をCMSに登録するだけです。
ページ毎にデザインが異なるサイトや、キャンペーンサイトなどの短期間にデザイン変更が発生するサイトなどにメリットがあるパターンです。
これらのサイト運用パターンは、それぞれに求められる機能も異なります。そのためサイト運用パターンの見極めずを怠り、単に機能が多いという理由でCMSを選んでしまうと、残念ながら実際のサイト運用に合わないということになります。
CMSの代表的な機能として、各運用パターンへの対応は以下のとおりです。
特に半自動/パートナー協力型は通常のCMSの機能とは求められるものとまったく異なります。
中央集約型 :デザイン、ガバナンス強化のためのサイトコピーや複数サイト管理機能が
必要となります。
分散型 :アクセス権や承認フローにより現場のコンテンツ登録を推進する機能が必要となります。
半自動型 :DBなどの外部ソースとの連携機能が必要となりなす。
パートナー協力型:パートナーが納品するファイルを管理する機能が必要となります。
このようにCMSを選定する際には、自社の運用がどの様なパターンに当てはまるのか、そしてサイト運用パターンから導き出される必須 or 重要機能は何かを見極めていくことが大切です。
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