2017/02/16

NORENフォーラム2017

~事例に学ぶ
 企業のWebサイト運用の課題と未来~

NOREN Award 2016

※本稿は、2017年2月16日に開催した「NORENフォーラム2017 ~事例に学ぶ 企業のWebサイト運用の課題と未来~」のセミナーレポートです。

お蔭様で株式会社のれん設立から3年。本年もプライベート・イベント「NORENフォーラム」を開催しました。
MA、レコメンドなど日々新しいテクノロジーが出現する中で、社内からのWebサイトに対する要望に応えつつ、自社で採用すべきかを判断できる知見、常に変化するお客様との距離感を読み取る分析力の両方が、Webサイト担当者に求められています。
NORENフォーラムでは、「事例に学ぶ 企業のWeb サイト運用の課題と未来」をテーマとして、日本旅行様の事例を中心に、Web戦略、運用体制、NOREN活用のべストプラクティスをお伝えするためのセッションをお届けしました。
当日、ご来場いただきました皆様、ご登壇いただきました皆様、スポンサー企業の皆様、誠にありがとうございました。

オープニングセッション
 「進化し続けるNOREN」

先ずはじめに、株式会社のれん 代表取締役社長の安藤より設立3周年を迎えられたこと、NOREN導入企業数も順調に増え、パッケージ型CMSで国内売上トップシェアを飾ることができたことに対してパートナー企業、ユーザー企業の皆様への感謝の気持ちを述べました。また、今年度より新体制になり、アシストグループとして、デジタルマーケティング市場でお客様支援の更なる強化を目指すことをお伝えしました。

introduction

続いて、NORENの開発元である株式会社アイオンコミュニケーションズ(以下、アイオン) CEOのオ氏より、
①のれんがアシストグループとして、お客様やパートナー企業のビジネスのお手伝いの幅を拡大していくことへの期待
②CMSとオンラインマーケティング機能が融合し、企業のWebサイト担当者だけでなくマーケターや経営企画部隊へと利用者が広がる中、アイオンとしては、NORENしか提供できない機能を準備していること
③日本市場のニーズに合わせてより積極的に支援していくこと
をお話しいただきました。

弊社八木からは、NORENの最新事例(サイトリニューアルの傾向と各社NORENご採用のポイント)、WebマーケティングツールとNORENとの連携、日本市場におけるNORENの製品ロードマップについてお伝えしました。

アイオン R&D事業本部 本部長 / 理事 ヤン氏からは、韓国のデジタルマーケティング市場について説明していただきました。Ad Tech、Chatbot、AI、Deep Learning技術を利用した画像分類と検索などの新しいテクノロジーが登場する中、オンラインマーケティング(Webマーケティング)をする上で、やはり“コンテンツ”への注力が必須になることを述べ、CMSベンダーとして、時代のニーズに合わせたNORENの機能強化も視野に入れているという今後の進化が期待されるお話でした。

NOREN Award 2016

NOREN Award 2016 Excellent Partner of the year

NOREN販売パートナープログラムにご登録いただいている企業様から、2016年にNORENのビジネス発展に最も寄与したパートナーを選出し表彰する“NOREN Award 2016”の発表もあり、以下の3部門において表彰させていただきました。

■Sales Partner of the year
 営業面で最も著しい功績を達成したパートナーに贈られます
 受賞:株式会社あとらす二十一

■Technical Partner of the year
 NORENの技術的面で最も著しい功績を達成したパートナーに贈られます
 受賞:株式会社アリウープ

■Planning Partner of the year
 マーケティングやプロモーション支援、その他ソリューション展開などで最も著しい功績を達成したパートナーに贈られます
 受賞:株式会社アクアリング

NORENユーザー会からのご案内

kobelco_oohashi

NORENユーザー会幹事の株式会社神戸製鋼所 大橋氏よりユーザー会の活動方針と昨年までの活動内容についてご紹介いただきました。

事例セッション
 「現場担当者に任せる。
  旅行会社のコンテンツ分散運用法」

nta_tsujii

創業112周年目、「赤い風船」でおなじみの株式会社日本旅行 辻井氏より、旅行業を取り巻く環境・ニーズの変化と課題、その課題を解決されるためにNORENを活用しどのようにWebサイトを運用されているのか、ご講演いただきました。

旅行業界は、ここ数年でのインバウンド市場の急激な拡大に加え、旅行市場のオンライン化、MICEや個人型旅行へとニーズも変化してきています。そのような状況を背景に、一人一人のお客様の嗜好・目的に合わせた旅行プランのご提案、インターネット(Web)の活用が競合他社に勝る上で求められています。
※MICE:Meeting(会議・研修・セミナー)、Incentive tour(報奨・招待旅行)、Convention(大会・学会・国際会議)、Exhibition(展示会)の頭文字をとった造語で、ビジネストラベルの一つの形態

日本旅行様では、「ただコンテンツを作るのではなく、お客様のニーズに合った商品掲載をする」という方針の下、
①予約方法・時間帯の変化(顧客の購買行動の変化)
②出発地・季節ごとに変わる商品群(旅行商材の特徴)
③商品の企画造成をする国内・海外旅行商品部とWeb担当部門(社内のWebサイト運用体制)
上記を考慮した上で、掲載情報の品質とスピードのバランスが課題になりました。

そこで、誰にでも操作し易い「NOREN」を活用し、商品情報の掲載・更新作業を国内・海外旅行商品部の現場担当者に分散することで商品造成からWebサイトへの掲載までをタイムリーに展開できるように運用体制やフローを変更されました。
また、「NOREN」とレコメンドシステム「Rtoaster」との連携により、商機を逃さないレコメンド(お気に入りのリマインド)なども実践されています。

それに留まらず、社内説得のための根拠データとしてヒートマップの活用や、CVR、訪問率、リピート率の分析をしながら、レコメンドのチューニング、サイトの動線改善やフォームの改善などに繋げることを、日々継続して運用されていらっしゃいます。将来的には、AI(Chatbot)の活用やIoTによるO2O(店舗とリアルの融合)についてもご検討されているそうです。

コンテンツマーケティングを運営していく上での体制、操作範囲や掲載ルールの工夫、サイト運用のPDCAを回されている中で期待していなかった副次的な効果や落とし穴、敢えて大阪弁で記載することの効果など、現場での実体験に基づくお話は、説得力があり、学ぶことの多い講演でした。

特別講演
 「個性を生かしながら組織を強化する」

matsuki

特別講演では、元サッカー日本代表選手、監督としてチームを優勝へ導いてきた松木 安太郎氏をお招きし、組織管理術などをお話しいただきました。

懇親会

mhi_tajima

セッション終了後には、NORENユーザ企業様を代表して、三菱重工業株式会社 田嶋氏より、NORENをご採用いただいた際のエピソードを交えて乾杯のご発声をいただき、パートナー、ユーザーの皆様で懇親していただきました。

party

懇親会の様子


NORENに関する お申し込み・お問い合わせはこちら
資料請求・デモのご依頼など

開催中のイベント / セミナー








ページトップへ