2015/10/21

コンテンツ・マーケティング
フォーラム2015

~必見!最新事例に学ぶWebマーケティング成功の秘訣~

企業の「マーケティング活動」は、マスメディアを通じ広報宣伝をしていた時代から、Webサイトの開設・運営に関する敷居の低下とともにメディア企業以外でもオウンドメディアを持ち、自由に情報発信して集客できる時代へと変わりました。
しかしながら、その普及に伴ってインターネット上の膨大な情報の中で埋もれさせず、自社の見込み客へコンテンツを届ける難しさに企業は直面しています。
その打開策の一つとして「コンテンツ・マーケティング」が注目されています。

本イベントでは、コンテンツ・マーケティングの効果を高めるためのツールとして注目されているマーケティングオートメーション、プライベートDMP、会員制サイト構築、サイト内検索、モバイル対応などの最新トレンドを、いくつかの事例を通じてご紹介しました。

・今後に応用できる有益な情報が得られました。
・NORENと連携実績があるソリューションも見られて、大変勉強になりました。
・「コンテンツマーケティングと○○」というテーマで統一されており、知っているつもりになっていたトレンドに関して理解を深められました。
・今度は、上流ではなく下流の「運用」などに対するセミナーにも期待しています。
                           -セミナーアンケート回答より-

■オープニングセッション
 価格ではなくエンゲージメントで売る
 ~コンテンツマーケティングで はじまる顧客との関係性~

株式会社キタムラ
 Webマーケティング部 部長 齋藤 哲哉氏


「カメラのキタムラ」でお馴染みの株式会社キタムラでは、EC関与の売上げが全体の3分の1を占め、2014年度のEC売上高ランキング12位となる程、Web販促に力を入れて取り組まれています。
齋藤氏が所属するWebマーケティング部では、(1)コンテンツ強化やSEOによる新規顧客のECサイトへの送客、(2)CRMによる既存顧客の購入促進、(3)価格に左右されないファンの育成 などのミッションを持ち、ポータルサイトやSNS、ブログサイトなどの運営にあたり、顧客から“選ばれる”企業を目指し様々なコンテンツ・マーケティングを実践されています。
齋藤氏は、「消費者が企業を利用する価値がある(役に立つ)情報を提供し、エンゲージメントすることがコンテンツマーケティングの本質だ」と述べ、キタムラ様が運営する「スマホト.jp」「店舗ブログサイト」「Facebook」、またそれぞれのサイトの連携を例に、取り組み内容とその効果についてお話いただきました。

■【A-1】セッション
 マーケティング施策の無駄を抑え、効率アップには、モバイルWebの品質とパフォーマンスが鍵だ!

株式会社ドーモ
 代表取締役 占部 雅一氏
 デジタルハリウッド大学 教授
 パブリッシャー・マネタイゼーション研究会 幹事


女性層が中心となるBtoCのWebサイトにおいては、いまやスマホからのアクセスが7割を超えてきています。マーケティング活動において、スマートフォンは重要なコンタクトポイントであり、その活用が重要な鍵となっています。
占部氏は、スマホWebで重要となるポイント(1)高速なローディングによる表示スピード、(2)マルチスクリーン対応 を挙げ、「Mobify」によりスマホWebを性能アップさせる方法を説明してくださいました。
セッション内でご紹介いただいたモバイルサイトのスピードチェック方法も、早速、皆様、試されたのではないでしょうか。

■【A-2】セッション
 “小さな接点”を最大限に生かす!検索の裏側で分かるデータのマーケティング活用最新事例

ビジネスサーチテクノロジ株式会社
 営業部 部長 光安 紀臣氏


ユーザのメディア接触時間の断片化が顕著な今、Webサイトではコンパクト且つ、コンバージョンにより近い情報の提供が求められています。
光安氏は、「Web検索」だけでなく「サイト内検索」というユーザのより明確なニーズが現れる“第二の窓”の重要性を語りました。
また、検索における商品やブランド名の誤入力や表記のゆれ、サイトの分散などの課題についても「probo」により解消される仕組みをお話し、いくつかのユーザ事例を基に、第二の窓で得られたユーザの熱いメッセージ(検索キーワード)とその接点をCVRの後押しや複数サイトへの送客に活用する方法をご紹介いただきました。

■【A-3】セッション
 すぐにできる、CMSによる会員制サイト構築と情報配信
 ~会員制サイト構築、フォーム作成、メール/SMS配信の融合~

株式会社ネットウエル
 ネットシステム事業部 企画開発グループ 部長 土門 照彦氏
 ネットシステム事業部 技術部      課長 茂木 淳一氏


販社向けWebなどの会員制サイト構築には時間や手間がかかるイメージがあります。CMSと連動した会員限定コンテンツの配信、情報収集を行うための会員登録やアンケートなどのフォーム作成、収集した情報をメールだけでなくSMSなど様々な手段での情報通知・・・。
土門氏と茂木氏からは、それらを簡単に且つ短時間で実現できる「MarkONE」の可能性について、いくつかの事例を交えてご紹介いただきました。

■【B-1】セッション
 コンバージョン率の改善を実現!
 ~高速、安全なマルチデバイス向けウェブ配信のススメ~

アカマイ・テクノロジーズ合同会社
 マーケティング本部
 プロダクト・マーケティング・マネージャー 岡本 智史氏


消費者が最終的な購買行為に至るまでのデジタルな動線を円滑に実現する為には、快適なWeb体験を提供することが必須です。
岡 本氏は、国内におけるWebサービスの重要性の加速に伴い発生する、(1)Webサイトの可用性、(2)モバイル向け配信の高速化、(3)グローバル対応、(4)セキュリティ などのWebサイト配信に関わる課題を挙げ、その中で最も求められる“高速化”について語りました。
 コンバージョン率 = サイト訪問者に企業が望む特定の行動をとっていただく確率
ということから、「スピードが重要視されるのは、いまや Eコマースだけではない」と述べ、世界のインターネットトラフィックの30%強を配信するアカマイ様のプラットフォームが、上記課題をどのように実現可能にするかを紹介しました。

■【B-2】セッション
 マーケティングオートメーションを活用した
 コンテンツマーケティング事例
 ~Marketoを使ってMarketoのコンテンツマーケティングをやってみた~

株式会社オージス総研
 ソリューション開発本部 コンサルティングサービス部 正木 威寛氏

 
国内でも関心が高まっているマーケティングオートメーション。
そのトップブランド「Marketo (マルケト)」を使って、オージス総研様がMarketoのコンテンツマーケティングを実践された事例を基に、5つのプラクティスをお話いただきました。
(1)アジャイル
 一度に全部やろうとせずに段階的にコンテンツを公開していく。
 仮説のみに頼らず、都度、お客様の反応を見てそれを次のアクションに反映させていく。
 これらを市場の変化に追従しながら繰り返す。
(2)身近な人をペルソナにして“気づき”を収集
(3)アクティビティログでサイト上の見込み客の行動を分析し、動線のカイゼン
(4)アクティビティログからエンゲージメントが希薄になっているリードを抽出し、配信メールを工夫
(5)メール配信作業という“祭り”の平準化
 毎月1日の一括配信ではなく、お客様の関心度や行動に合わせたアプローチ

■【B-3】セッション
 マーケティングデータ活用事例とコンテンツマーケティング最前線

株式会社ブレインパッド
 マーケティングプラットフォーム本部
 シニアコンサルタント 柴田 剛氏


買い手の行動の変化に伴い、売り手側は、顧客との対面の接触機会が減り、直接的に顧客のことがわからなくなる反面、顧客に関連するデータが増加傾向にあります。このような状況において、デジタルマーケティングには“データ活用”が成功の鍵となってきます。
柴田氏は、コンテンツ・マーケティング実施時に直面する課題として、(1)ターゲット想定、(2)想定ターゲットの捉え方、(3)想定ターゲットに適切なコンテンツを見せる方法、(4)他部署でどんどんコンテンツが作られることによるカテゴライズの破綻 などを挙げ、ブレインパッド様が提供するプライベートDMPの成功事例、言語解析エンジンなどを活用したコンテンツマーケティングの最前線などについて紹介してくださいました。

■基調講演
 企業がウェブで儲けるには
 ~消費者が本当に多様化を始めたら何が残るのか~

獨協大学教授・経済アナリスト 森永 卓郎氏

本イベント最後は、森永氏によるユーモアたっぷりの講演で締めくくりました。
以上


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