2016/05/12
Webリニューアルカンファレンス 2016
Webサイト担当者必見!
リニューアル時に注意すべきCMS選定のポイント
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※本稿は、2016年5月12日、宣伝会議社主催の「Webリニューアルカンファレンス 2016」に
弊社の八木が登壇した際のセミナー講演録です。
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Webサイトの役割が企業の情報発信からデジタルマーケティングの基盤へと変化しつつある中、各企業は様々な意図の下、リニューアル時に
CMS(コンテンツ管理システム)の導入や入れ替えを、1つの手段として検討されます。
企業がCMSに求める機能やそれ以外に考慮すべき点など選定時のポイントに加え、デジタルマーケティングの基盤として、Webサイトを自社
運用されているお客様の事例について、弊社NORENエバンジェリストの八木康介が紹介しました。
リニューアル時におけるCMS選定の3つのポイント
弊社パートナーからのデータを元に、八木は「約87%の企業がCMSを導入済みで、その内の約65%が入れ替えを検討中である」と最初に紹介しました。
入れ替えの理由としては、「自社の運用に合わない」、「機能が使えない」、「バージョンアップやテンプレート改修などの費用が掛かる」、
「サポートが不満である」などが挙げられました。
また、CMSを入れ替えるのは、予算が確保しやすいリニューアルのタイミングが最も多く、導入後はすぐに入れ替えができない状況から、できるだけ
CMS選定で失敗しないように注意が必要であると力説しました。また失敗事例を具体的に紹介し、選定時の3つのポイントを次のように挙げました。
■CMS選定の3つのポイント
1.運用に合っているか?
2.移行はしやすいか?
3.拡張性はあるか?
1. 運用に合っているか?
八木「CMSは運用ツールです。各企業の運用方法によって、必要な機能は異なりますので、本当に必要な機能が、
自社で運用する時に使いこなせるかが重要です。また、利用する人は多岐に渡りますので、その確認も重要です。」
ポイントは、CMSは単に機能が多いからと選ぶのではなく、自社のWebサイトの運用管理体制に適しているかを軸にすること。八木は「デジタル
マーケティングを実施するためにも、まずは自社サイトで求められる機能とサービスをベースに、運用パターンに適したCMSを選ぶことが重要である」と
述べました。
2. 移行はしやすいか?
続いて、リニューアル時に大量のコンテンツなどが移行しやすいかといった点について話しました。移行は大きく2パターンあり、抽出すべきデータとフローを図解した後、コンテンツ登録の工数削減ポイントも解説しました。
八木「一言でいうと、期間もありますので、いかに効率よく移行できるかがポイントです。また、コンテンツ管理とファイル管理の分類や特徴を
把握することによって、並列利用するといった手段も検討できます。」
3. 拡張性はあるか?
コンテンツを基軸としたコンテンツ・マーケティングを実現するために、様々なツールやサービスが数多く生まれている中、
八木は、2つの注意点とCMSの拡張性について述べました。
八木「当たり前と思うかもしれませんが、コンテンツ・マーケティングを実施するには、自社で十分にコンテンツを用意し、最適な
デジタルマーケティング・ツール選ぶことが重要です。そのためにも、MAやレコメンドなどは、それぞれに特化したツールとして
部分最適で選び、全体最適としては、どのようなファイル形式でも入力と出力ができるCMSを選ぶことが最も重要となります。」
最後に、八木は「リニューアル時にデジタルマーケティングを想定し、それ実施するためには、十分にコンテンツを準備して部分最適なツールを選び、CMSで全体最適を図り、自社に合った運用管理を実現することが一番である。」と今一度力説し、会場の皆様に感謝の言葉を述べて、本セッションを終えました。
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