2016/04/21
Web担当者Forumミーティング2016 春
自社サイトで成果をあげる!
CMSの選び方とマーケティング機能との連携術
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※本稿は、2016年4月21日にインプレス社主催の「Web担当者Forumミーティング 2016 春」に、
弊社の八木が登壇した際のセミナー講演録です。
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Webサイトでは、スマートフォン(以下、スマホ)対応に引き続き、マーケティング・オートメーション(MA)が流行りの昨今、レコメンドなどの各種ツールが激増しています。
実際にお客様を訪問し、ヒアリングできた生の声を元に、自社サイトでマーケティングの成果を上げるためのCMS(コンテンツ管理システム)の選び方と、マーケティング・オートメーションとの連携について、事例を交えて、弊社NORENエバンジェリストの八木康介が紹介しました。
お客様を訪問すると出てくる3つのキーワード
冒頭で簡単に会社紹介した八木は、お客様を訪問すると出てくる3つのキーワードをピックアップし、それぞれで成果を上げるポイントや考慮すべき点について、具体的に次のように説明しました。
■お客様を訪問すると出てくる最新の3つのキーワード
1.CMSを導入したい/入れ替えたい。
2.CMSでスマホ対応したい。
3.マーケティング・オートメーション(MA)やレコメンドを行いたい。
1.CMSを導入したい/入れ替えたい。
八木「そもそも1つ目の『CMSを導入したい、入れ替えたい』といった背景には、次のような成果が期待されます。」
・Webサイトのガバナンスを強化し、タイムリーに情報を発信する
・大量の商品情報などのコンテンツを、確実かつ正確に掲載する。
・更新業務の工数を削減し、本来のマーケティング活動に注力する。
八木「世界には、今ここに挙げただけでも300以上のCMSがあり、その中から自社に最適なものを選ぶのは、
大変です。よくありがちなのは、CMSの機能を洗い出し、製品の機能比較表を使って選定する方法ですが、
あまりお勧めはいたしません。その理由として、実際にその方法で導入された方々の生の声で、
次のようなものをよく耳にしたからです。」
・使ってみたら、使い勝手が悪い。
・機能が多いけど使いこなせない。
・コンテンツが思ったように登録できない。
・Webサイトのパフォーマンスがでない。
・導入後のサポートが悪い。
・フローを回せない。
理由としては、自社の運用に合っていないCMSを選ばれているお客様が多いこと。
機能が多いから選ぶのではなく、自社の現在の運用に合っているかどうかが、実際に成果を上げるための選び方であると八木は伝え、またこれら生の声は、製品の機能比較表からだと見えにくいものであることも指摘しました。
2. CMSでスマホ対応したい
PCでもスマホでも、各デバイスの画面サイズに適した形でWebサイトを見ることができるマルチデバイス対応。八木は、CMSでスマホ対応したときに求められる5つの成果を挙げました。
八木「CMSのスマホ対応として、1つのコンテンツを更新し、PCとスマホでコンテンツの情報を出し分ける
ワンソース・マルチユースは当然です。また、最近では、Webサイトだけでなく、iPhoneやAndroidなどの
アプリ側での更新も重要となってきています。」
スマホ対応を前提に、レスポンシブWebデザイン(Responsive Web Design)と、アダプティブWebデザイン(Adaptive Web Design)のWebサイトとしての見極めが必要であると、八木は事例(東映株式会社様、中部国際空港株式会社様)を交えて紹介しました。
・レスポンシブWebデザイン → 東映株式会社様
キャラクターなどのコンテンツを軸に、各デバイスで同じコンテンツを見られ、東映ブランドの体験を実現。
・アダプティブWebデザイン → 中部国際空港株式会社様
PCとスマホによって、お客様のアクセスするコンテンツが異なる。例えば、PCの場合は空港全体の魅力を表示し、
スマホの場合は最も見られるフライト情報や移動中に見やすいコンテンツなどを重視。
3. マーケティング・オートメーション(MA)やレコメンドを行いたい。
株式会社明電舎様や株式会社日本旅行様を事例に、マーケティング・オートメーション(MA)やレコメンドの成果、またどちらもコンテンツを基軸としたコンテンツ・マーケティングを実現されていることを紹介しました。続いて、様々なツールやサービスが生まれてきている昨今、マーケティングツールの選定と利用する際のポイントについて、次のように紹介しました。
八木「世間でよく知られるカオスマップを見ても分かるように、この5年で劇的にツールは増加しています。
この中から、一体どの製品を選ぶかは、やはり何といっても自社で実現したいことを軸に選定すべきです。
つまり、ツールは部分最適がベストです。また、ツールで使うコンテンツを管理するプラットフォーム
として、CMSで全体最適を図るべきです。」
最後に、八木は「Webの最新動向として、マーケティング・オートメーションが挙げられるが、実施するためには、まず十分にコンテンツを準備すべきである。そして、ツールは部分最適で選び、CMSは全体最適な自社に合った運用管理を実現することが一番である。」と今一度力説し、会場の皆様に感謝の言葉を述べて、本セッションを締めくくりました。
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